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看護師になろうと思った時のこと

もう驚くほど前のこと。でも最近のことのよう。
高3の春。父の余命が後わずかと、告知された。
その時、担当看護師さんから娘としてできることが何か、考えてほしいとアプローチされた。
私は、下校後や休日を父の看病(そばに付き添うこと)に充てることにした。

その時、医師・看護師などの医療者がチームになって、その人らしい最期を迎えられるような援助をしていこうという考え方があることに感動した。

患者の状況を捉えて、患者がどうありたいのか、またその家族がどうありたいのかを理解して、
患者だけをサポートするのではなく、その傍らの家族も含めたサポートをする役割。
看護師の仕事が、心と心をつなぐ素晴らしい職業であると知った。

そんな風に思えたのも1人の素晴らしい看護師の存在が大きかった。

看護師の存在、アプローチがなく父が亡くなる日が来ていたら、父に対する「何かしてやればよかった」等という後悔の気持ちは、拭えずに続いていたのかもしれない。

その後、私は看護師になり、今は、いったん、看護の仕事を離れたが、人と人がつながることの素晴らしさ。介入することで、よい方向に向かうという役割を果たしたいと思い、活動していきたいと思っている。

今日は、こんなことを思っていました。


by kaorifukusuke | 2015-02-08 23:17

1度きりの人生。 楽しむことを大切に 人とのつながりの輪を大切に そんな日々を綴っています。


by かおりん